あらすじ

「お前のこと、嫌いだから」 高校二年生の春。 席替えで隣になった男子・黒瀬湊に、私は初対面でそう言われた。 無愛想。口が悪い。笑わない。 そんな最悪な印象の彼とは、できるだけ関わらないつもりだった。 ……なのに。 「帰る?」 「うん」 「じゃあ一緒に帰るぞ」 「なんで!?」 「帰る方向同じだから」 次の日も。 その次の日も。 なぜか彼は、毎日私を待っている。 私が友達と帰ろうとすれば不機嫌になる。 他の男子と話していれば、なぜか割り込んでくる。 雨の日には黙って傘を差し出してくるし、夏祭りでは人混みから守るように手を握ってくる。 「ねえ、私のこと嫌いなんでしょ?」 「うん」 「じゃあ、なんで毎日一緒に帰るの?」 「……暇だから」 「毎日?」 「毎日暇」 どう考えてもおかしい。 この人、本当に私のこと嫌いなの? ――これは、「嫌い」と言い張る不器用な男子と、鈍感すぎる女子の、じれったくて甘い青春ラブコメ。

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カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品私のこと嫌いな男子と、なぜか毎日一緒に帰る