あらすじ
「絢斗、久しぶりだな!」
怪我から回復し、日常に戻った羽山絢斗(はやま あやと)。
だがその夜、彼の部屋に現れたのは、実体のない不思議な美しい青年「ユウ」だった。
なぜか自分にだけ見え、触れることもできない彼。
正体は、かつて絢斗に救われ、密かに恋心を抱いていた大学生・小山悠真(こやま ゆうま)。彼は山での滑落事故により、今も病院で眠り続けていたのだ。
「満月の夜だけ、君に触れられる――」
満月の奇跡で触れ合えるようになった夜を重ねるうち、ふたりの距離は急速に縮まっていく。しかし、共に過ごす時間は残酷にも削られていき、悠真の体は次第に透けていく。
神様と交わした秘密の約束。そして、告げられた「12月24日」という限界の時。
触れられぬもどかしさと、抑えきれない愛しさが爆発する夜、ふたりが選んだ結末とは――?
「君の未来を守るためなら、僕は消えていい」
粉雪舞う冬の廃神社で、絢斗の叫びが奇跡を呼ぶ。
切なさと多幸感に涙する、運命のファンタジーBL。