あらすじ
ヒロインはエリノア・フォーセット。
ちょっと鈍感娘だけど、ひたむきに努力します。
ヒーローはマティアス・D・サヴォイア。
ちょっと……変な人だけど、とにかくヒーローなんです!!
【あらすじ】
エリノア・フォーセットには前世の記憶がある。
その記憶ゆえ「結婚しないで生きて行こう!」と決意を固めていた。
そのため、幼なじみのフランツのプロポーズを断ってしまう。
しかし、女性が結婚せずに生きて行くのは難しく、
どのように生きて行こうか悩んでいたとき、研究者への道が開く。
王立学園で書いた卒業論文が認められたのだ。
エリノアは上級王立学院の歴史研究室で、マティアス教授を上司として研究者として働くことになる。
マティアスは黒いマント姿で黒いフードを目深にかぶっており、
かなり変わった人間で、研究にしか興味がないようだった。
マティアスは黒髪黒目ゆえに不吉とされ、過去が見える特殊能力を持っていた。
そのため、正しい歴史が知りたいと思い、歴史研究に情熱を注いでいたのだ。
一方、エリノアたちが住むラグシア王国は災害が悩みの種だった。
現王ロレシオ王は、災害の中でも川の氾濫を防ごうと尽力しており、
そのため、マティアスに歴史研究室を与え、エリノアを研究者として迎え入れることにした。
エリノアの卒業論文は「文献から分かる災害の歴史」だったからだ。
エリノアとマティアスは、古代文字で書かれた文献まで見て、川の氾濫のメカニズムを探っていく。
エリノアは公的な記録だけでなく、個人の日記や備忘録などを読むことを提案する。
そして、20年ごとに起きる双子月の金環が四度目になるとき川の氾濫が起こることをつきとめ、
さらに、金の胞子や魔素量の増加の日にちから、次の川の氾濫の日を予測した。
また、エリノアが没落貴族であることも判明する。
川の氾濫は、魔導士たちと騎士たちの働きで、最小限に防ぐことが出来、
エリノアとマティアスはロレシオ王から褒章を賜った。
エリノアはさらに、黒髪黒目が不吉とされていたことも捏造であることをつきとめる。
そして二人は、今後も真の歴史を研究しようと決意する。
マティアスはエリノアに恋心を抱いており、告白をする。
エリノアは恥ずかしがっているが、マティアスに尊敬と敬意と好意を抱いているので、
いずれ恋人同士になるであろうという予感を持たせて物語は終わる。