あらすじ
あらすじ
森の中で不思議な声を聞く少女・楓夏。
幼い頃から、普通の人には聞こえない「森の声」や、亡くなった人々の魂の気配を感じる力を持っていました。
ある日、楓夏は森の奥で不思議な世界樹と出会います。そこには、過去・現在・未来、そして無数の魂の記憶がつながっていました。
楓夏は仲間たちとともに、世界樹を狙う謎の存在と戦いながら、自分自身の力の秘密を知っていきます。
やがて明らかになったのは、楓夏が「始まり」の力を持つ魂として生まれた存在だったということ。そして、彼女には「終わり」の力を持つ魂の兄がいたのでした。
二人はかつて、始まりと終わりを分けるために生まれました。しかし、二人が再び出会ったことで運命は大きく変わります。
楓夏は、未来とは最初から決められているものではなく、自分たちの選択によって生まれていくものだと気づいていきます。
そして物語の終盤、楓夏たちは「始まり」と「終わり」の力から生まれた新しい魂――赤ん坊の悠真と出会います。
悠真は、誰にも決められていない未来を持つ「継承者」。
その誕生には、楓夏、凪人、結花、そして兄、それぞれの想いが込められていました。
最後に立ちはだかったのは、楓夏の魂の母。
彼女はかつて未来を支配しようとし、多くの魂の運命を決めてしまった存在でした。しかし楓夏は、母の過ちを憎むのではなく、「未来は誰かに決めてもらうものではない」という答えを示します。
魂の母は自らの過ちを認め、楓夏に未来を託して消えていきます。
こうして世界樹をめぐる長い戦いは終わりを迎えます。
楓夏は悠真を抱き、凪人や結花、兄とともに森を後にします。
未来がどうなるのかは、誰にも分かりません。
けれど――。
未来は、自分で選び、誰かと支え合いながら作っていくもの。
森の声を聞く力を持つ少女・楓夏は、そのことを知り、これから始まる新しい日々へ歩き出します。
全100話、完結。