あらすじ
高校二年生の黒瀬蓮は、学校一のお調子者。
勉強は苦手、授業中は居眠り、先生には怒られてばかり。
それでも友達は多く、毎日を笑って過ごしていた。
そんなある日、たまたま朝早く学校へ来た蓮は、誰もいない校舎を歩いている途中で図書室に立ち寄る。
そこで出会ったのは――学校一の優等生、氷室藍。
学年トップの成績を誇り、誰からも憧れられる彼女と、学校一の問題児である蓮。
本来なら交わるはずのなかった二人。
けれど、その日を境に二人の日常は少しずつ重なっていく。
くだらない会話。
放課後の寄り道。
一緒に過ごす何気ない時間。
そして、いつしか蓮は気づいてしまう。
――俺、この人のことが好きなのかもしれない。
しかし、氷室藍は高校三年生。
彼女の卒業まで、残された時間はあと半年。
これは、一人の少女と出会ったことで、何でもなかった高校生活が特別なものへと変わっていく物語。
二人の青春には、終わりが決まっている。
――タイムリミットは、刻一刻と迫っていた。