あらすじ

東京にダンジョンが出現して十二年。  民間会社で新宿第九ダンジョンを担当する一級管制士、瀬尾灯里《せおあかり》は、新ルートの床下に危険な空洞があると訴え続け、解雇を言い渡された。  社員証を返したその夜、姉から譲られ、灯里が充電し続けていた旧式受信機へ救難信号が入る。助けを求めてきたのは、会社の地図に存在しない第零層へ落ちた三人の探索者だった。  社員としての入場権限はない。それでも灯里には、壁や床の反響を立体的な空間像へ変え、見えない罠と魔物の動きを読む固有の技能がある。  消防の救助隊が到着するまでの現場協力を引き受け、灯里は元勤務先の隠した階層へ降りる。配信者、看護師、負傷した会社員、地上の整備士と力を合わせ、三人と自分を全員帰すために。  女性管制士が、消された救難記録と午前零時の声を地上へつなぐ、全八話完結の現代ダンジョン救助譚。  ※試験的な作品です

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品ダンジョン管制官をクビになった私、午前零時の救難信号だけは見捨てません