あらすじ
高校二年生の黒瀬悠真は、ある日突然、まだ起きていない光景を見るようになる。
教師が落とすチョーク。
床に落ちる教科書。
そして、階段から転落する同級生――白石澪。
見えた光景よりも早く動いた悠真は、澪の手を掴み、彼女を助けることに成功する。
未来は、変えられる。
そう思った直後、二人の前に現れたのは、壁も床も、その先にあるはずのものも真っ白に欠けた不可解な空間だった。
さらに悠真は、雨の交差点で起きる事故の光景を見る。
黒いノート。
眩しいヘッドライト。
こちらへ伸ばされる手。
そして――