あらすじ
事故で命を落とした主人公は、異世界へ転移することになった。
転移前に一つだけ与えられるスキル。
剣術、魔法、身体強化――強そうな能力が並ぶ中、主人公が選んだのは、土地の状態を調べるだけの地味なスキル《土地鑑定》だった。
そして転移した先は――見渡す限り何もない荒野。
家なし。
食料なし。
道具なし。
近くに町どころか、人の姿すらない。
あるのは乾いた大地と石だけ。
けれど《土地鑑定》を使ってみると、地下には水があり、土地にはまだ利用できるものが残されていることが分かる。
「何もないなら、自分で作ればいいか」
水を探し、道具を作り、雨風をしのげる寝床を作る。
やがて寝床は小屋になり、畑ができ、井戸ができ、少しずつ暮らしが豊かになっていく。
そして、誰も住めないと思われていた荒野には、いつしか人まで集まり始め――。
これは、戦うための力ではなく《土地鑑定》を手にした主人公が、何もない荒野を一から住める場所へ変えていく、異世界開拓物語。