あらすじ
三百億年もの間、宇宙を支配した「血の皇帝」マラコール・レン。
かつて彼は、世界を守るためにすべてを支配し、数え切れない命を奪った。
自らが怪物になったことに気づいたレンは、神々に死を願う。
しかし、神々が彼に与えたのは死ではなかった。
永遠の命という、終わることのない罰だった。
すべての力と過去を捨て、レンは十五歳の少年として現代の東京で新たな人生を始める。
家族、学校、友人――。
かつて何十億年もの間、手に入れることができなかった「普通の人生」。
だが、それは本当の救済ではなかった。
不死の少年に待ち受けるのは、贖罪なのか、それとも新たなる運命なのか。
これは、宇宙を支配した少年が、初めて「人間」として生きる物語。