あらすじ

五歳の春。 洪家の一人娘・インファは、春鈴祭で一人の少年と出会った。 名もなく、家もなく、生きるために盗みをしていた少年。 インファは彼に小さな鈴を渡し、洪家へ連れて帰る。 やがて「シウォン」という名を与えられた少年は、インファを守る護衛となった。 それから十三年。 いつも半歩後ろにいるシウォン。 呼べば振り返り、危険があれば誰より早く手を伸ばす。 けれど彼は、何をしても言う。 「護衛ですから」 インファもまた、それを当たり前のことだと思っていた。 ――縁談が持ち込まれるまでは。 幼い日に渡した赤い紐の鈴。 十三年間、音を消したまま大切にされていたその鈴が、二人の関係を少しずつ変えていく。 身分差、主従、幼なじみ。 長い年月をかけて育った想いが、やがて名前を持つまでの恋物語。 ※本作は完結まで執筆済みです。毎日20:30更新予定です。 ※小説家になろうにも掲載しています

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カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品その鈴の音をなんと呼ぶのか護衛は知らない