あらすじ
「嘘をつく人間だけは、絶対に許せない。」
そう言った君に、私は一度も嘘をつかなかった。
――あの日までは。
高校の入学式。
どこにでもいる普通の少年・颯太は、一人の少女と出会う。
彼女の名前は、牧野小春。
明るく笑う彼女には、誰にも言えない過去があった。
そして颯太には、人の言葉の「嘘」を見抜く、ある不思議な力があった。
だからこそ、彼は気づいてしまう。
小春が笑うたびに。
「大丈夫」と言うたびに。
その言葉の奥に、隠された何かがあることに。
これは、嘘を嫌う少年と、
嘘をつかない少女の物語。
――そして、二人が最後に向き合うことになる「たった一つの嘘」の物語。