あらすじ

小説家を目指していた高校生・零は、かつて親友を失ったことをきっかけに、筆を折っていた。 そんな彼の前に現れたのが、同じクラスの少女・七瀬一花。 明るく、可愛く、誰よりも物語を愛する彼女は、なぜか「曇らせ」が大好きだった。 「主人公がどん底まで落ちるからこそ、最後のハッピーエンドが輝くんだよ!」 そんな一花に背中を押され、零はもう一度、小説を書くことを決意する。 目指すのは、ライトノベル新人賞。 そして二人の夢は――文芸部を作ること。 放課後のカフェで小説を読み合い、互いの作品にダメ出しをして、時には笑い合う。 そんな穏やかな日々の中で、零は少しずつ忘れていた「書くことの楽しさ」を取り戻していく。 しかし――。 新人賞への挑戦が終わったとき、零を待っていたのは、あまりにも残酷な現実だった。 そして一年後。 再び筆を取った零の前に、今度は一花自身が、逃げ場のない「曇らせ」に囚われてしまう。 「私は、何のために生まれてきたんだろう」 生きる意味を失いかけた少女に、零は何を伝えられるのか。 これは、小説を書くことを諦めた少年と、物語を愛する少女が、傷つきながらも最高のハッピーエンドを目指す物語。 ――曇らせるのは、ハッピーエンドのため。 だから僕は、もう一度ペンを取る。

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カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品曇らせ好きの七瀬さんを、僕の渾身のラノベで笑わせたい。