あらすじ

高校二年の夏、私は君を好きになった。 何気ない一言に喜んで、 少しの優しさに期待して、 ほんの少し距離が近づくだけで、一日中幸せだった。 でも、好きだからこそ言えなかった。 「好き」 その一言を伝えて、今の関係が壊れてしまうのが怖かったから。 卒業の日。 十年間想い続けた彼から渡された一通の手紙には、 『最後まで言えなかったけど、俺はずっと紬が好きだった。』 たった一行だけが残されていた。 けれど私は、その返事を渡せなかった。 それから十年。 もう終わった恋だと思っていた。 そんなある日、偶然知った。 彼は今も、この街にいる。 あの日、言えなかった言葉。 渡せなかった手紙。 すれ違い続けた二人の時間。 もし、十年前に戻れるとしたら―― 私は、あの日の自分に何を伝えるだろう。 そして、 「好き」という気持ちは、 伝えなかったとしても、消えてしまうのだろうか。 十年越しにもう一度動き出す、 切なくて、少し遅すぎた青春恋愛物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品君を好きだった証明