あらすじ
「私を殺した者に、全財産を譲る。」
巨大企業グループを一代で築き上げた男、神崎隆臣。
その死は病死として処理された。
ところが、死後に公開された遺言には、誰も予想しなかった一文が残されていた。
「私を殺した者に、全財産を譲る。」
そして、その遺言に名を記されていたのは――
20年前に父を失った男、黒崎恒一だった。
なぜ、自分が?
20年前の事故。
消された証拠。
自殺した父。
神崎家に隠された秘密。
そして、死んだはずの人物。
真実を追うほど、黒崎の前に現れるのは新たな謎と、誰かの「嘘」だった。
やがて彼は気づいていく。
自分は、この事件の被害者なのか。
それとも――
20年前から、この事件の当事者だったのか。
権力、企業、家族、復讐、そして受け継がれていく罪。
すべての伏線が最後に一つにつながる、全12話の長編サスペンス。
あなたは、最後まで真犯人を見抜けるでしょうか。
そして最後に、あなた自身にも問いかけます。
「真実は、本当に誰かを救うのか。」