あらすじ

本作はカドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】用、5話分の原稿です。 一本の動画で野球を失った元エース投手が、「水中の格闘技」と呼ばれる競技・水球で再起する。広島を舞台にした、高校水球の物語です。 神奈川からシニア全国準優勝のエース投手として、名門・啓明館高校野球部に特待生スカウトされた海藤蓮。だが入学早々、部の悪しきイジメの伝統「新入生バトルロイヤル」の動画が流出。暴力動画として炎上し、野球部は廃部、特待生の資格も消滅の危機に。行き場を失った蓮に声をかけたのは、凋落した古豪・水球部の監督、鬼塚だった。 「足場の悪い土の上で、これだけ腰の入ったパンチを打つ。——のう海藤。水球っちゅうんはの、『水中の格闘技』じゃ」 足のつかない深さのプール。日常では使わない立ち泳ぎ「巻き足」。水面下で飛び交う肘と膝。蓮は、何ひとつ知らない競技で一からやり直すことになる。 【登場人物】 ◆海藤 蓮(かいどう れん)/1年・主人公 水球のルールも知らない、元・全国準優勝チームのエース投手。神奈川出身。武器は肩の強さとフィジカル、そして負けん気。鬼塚に誘われ、特待生維持のため水球部に入部する。 ◆鬼塚 隆之(おにづか たかゆき)/監督 啓明館水球部の黄金期を知るOB。昨年水球部の監督に就任し、「打倒・海王」を掲げた。その方針に反発した部員が何人も辞め、部員は7人まで減っている。 ◆藤代 透(ふじしろ とおる)/1年 技術は一流。なのに、試合では自分からはシュートを撃ちたがらない。絶対王者・海王大附属の中等部出身で、中学3年間はベンチ。物腰柔らかく、右も左もわからない蓮に基礎を教える。 ◆浮田 翔(うきた しょう)/1年 顔を合わせるたびに蓮へ噛みつく、大阪出身の1年。中学からの水球経験者で、素人の蓮を認めず、幾度となく衝突する。口は悪いが意外と情に厚い。 ◆城戸 剛(きど つよし)/3年 筋肉を付けすぎて脇が閉まらない、啓明館高校水球部の主将。鬼塚の「打倒・海王」に賛同して残った、チームの支柱。 ◆鷹取 隼(たかとり しゅん)/海王大附属中等部・3年 名門・海王大附属の中学生。蓮より頭ひとつ小さいが、技術と経験で蓮を翻弄する。蓮が初めて「勝てない」と思わされる相手。 【舞台】 ◆啓明館高校(けいめいかんこうこう) 広島市内にある、大正創立の伝統私学高校。甲子園常連の野球部が有名。水球部は古豪、と言われてはいるが、海王大附属高校には負け続けている。 ◆海王大附属高校(かいおうだいふぞくこうこう) 同じ広島市内の高校。水球部は全国優勝の常連で、県内では絶対王者。中等部から高校まで一貫した水球部を持ち、専用の温水プールと、名伯楽と呼ばれる監督を擁する。広島の有力選手は、ほぼここへ進む。 【水球という競技について】 日本ではまだ馴染みの薄い競技ですが、ルールと体の使い方が分かると一気に面白くなります。本作は図解を織り込みながら、未経験の主人公と一緒に読者が水球のルールや動きを覚えていく構成を取っています。 足のつかない深さで浮き続ける「巻き足」。水面下では掴む・引く・沈める・蹴るといったアグレッシブな攻防が繰り広げられ、一瞬のスキをついてのシュートが飛び出します。それが「水中の格闘技」と呼ばれる理由の一つです。未経験の主人公とともに水球の面白さ、激しさ、奥深さをぜひ体験していってください。 【今後の展開】 本作はカドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】用の原稿ですので、全5話、単行本1巻相当の分量にあたります。主人公、海藤蓮が水球に出会い、春季大会の1日目までを第1巻として構成しています。 物語の本題である絶対王者・海王大附属高校との対決を含め、その後も物語は続きます。 夏の強化合宿、インターハイに向けた戦い、三年生の引退と新チームでの秋の新人戦。 また、3月に行われる大会での「県代表」として、ライバルである海王大附属の選手との共闘もあります。 高校2年以降も新入生の加入や新勢力の台頭など構想しています。 「続きを読みたい‼」と思ってもらえる作品を目指しました。楽しんで頂ければ幸いです。 自作小説を漫画原作脚本にするにあたり、脚本化及び校正にAIを利用しております。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品【カドコミ漫画原作コンテスト参加作品】水球アンブレイカブル