あらすじ
西暦2127年。
世界人口、約83億人。
この世界には、誰もが知っている当たり前がある。
世界認識。
それは、約100年前に開発されたナノマシンから始まった。
最初は、人間の行動を記録するための小さな機械だった。
誰がどこにいるのか。何をしたのか。何が起きたのか。
それを記録する。
やがてナノマシンは、人間の身体に定着する技術を獲得した。
一度、体内に入れば終わり。
ナノマシンは遺伝子レベルで組み込まれ、
その人間の子どもへ。その子どもの子どもへ。さらに、その先へ。
永遠に受け継がれる。
その結果、世界中の人間が同じ世界認識を持つことになった。
僕も例外ではない。