あらすじ
灰と廃材にまみれた底辺地区《灰街》。
回収屋のレイン・クロウは、安物の義手を何度も修理しながら、魔物の死体や壊れた機械を拾って日銭を稼いでいた。
そんなある日、事故を起こした企業輸送車から、黒い魔導核を拾う。
《ZERO-00》
それを負傷した右肩へ埋め込んだ瞬間、レインの身体に異変が起きた。
魔物を倒せば、その肉体を解析できる。
筋力。感覚。神経。外殻。
さらに壊れた機械から部品を拾えば、獲得した能力へ機械補助まで組み込める。
だが、身体に積める改造には限界がある。
強くなれば食費も増える。義手は壊れる。弾薬も必要。強化には金がかかる。
だからレインは今日も拾う。
魔物を倒し、部品を剥ぎ取り、使えるものは身体へ入れ、残りは売る。
――ただし、彼が拾った《ZERO-00》には一つだけ問題があった。
それを失った巨大企業が、必死になって探している。
そしてやがてレインは知る。
《ZERO-00》は、その企業が作ったものではない。
遥か昔から地下に眠っていた何かが、帰還を待っている。
魔物の生体能力×機械部品×身体改造。
底辺回収屋から始まる、SFパンク成長ファンタジー。