あらすじ

十二年前、姜王朝は滅亡した。 ただ一人生き残った東宮・姜月蘭は、命を守るため亡国の公主として女の姿で育てられ、いつか王朝の仇を討つため剣と毒を仕込まれてきた。 そして二十二歳となった夜、月蘭は仇である黎王朝の東宮・黎幻燁の寝所へ忍び込む。 ところが幻燁は、月蘭が男であり、亡国最後の東宮だと知っても動じない。それどころか、姜王朝を滅ぼした十二人の共謀者を記した「十二罪臣録」の存在を明かし、奇妙な取引を持ちかける。 「俺を帝にしろ。復讐が終わったら、最後に俺を殺せ」 仇同士だった二人は、宮廷の目を盗んで十二年前の真相を追う共犯者となる。 だが幻燁もまた、皇后と異父兄・史玄影によって幼い頃から支配され、自分の意思さえ奪われていた。 復讐のためだけに生かされた亡国の東宮と、皇帝になるためだけに育てられた新朝の東宮。 互いを利用するはずだった二人はやがて、敵味方も王朝も越えて、誰にも代えられない唯一の存在になっていく――。

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カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品二人の東宮〜復讐に取り憑かれた亡国の東宮は、仇の東宮に夜ごと忍び込む~