あらすじ

恋は、最初から骨まで届くわけじゃない。 目が合うだけで皮膚が熱を持って、 名前を呼ばれる声が耳朶に残って、 触れた体温を身体が覚えてしまって、 やがて恋は内臓へ、血へ、そして骨へと降りていく。 忘れたいのに、身体だけが忘れてくれない。 消したはずの匂いも、歩幅も、味も、名前も、 いつの間にか自分の一部になっていた。 『愛は骨まで残る』は、 恋のはじまりから、執着、別れ、その後までを、 皮膚、体温、内臓、血、骨という身体の奥行きに重ねて詠んだ50首の短歌連作です。 忘れることと、消えることは、たぶん少し違う。 何年経っても、 骨をひらけば、そこにまだ愛がいる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品恋は骨まで残る