あらすじ
【一章メインキャラクタ】
ヴァリント・ケノス/ヴァリント・"シーシュポス"/ネメシス
本作の主人公1
かつては才能なしの冒険者。自罰的で、自信が無い。世界を救う傑物としての器はない。お人好しではある。
大陸に地理や魔物の特性などを全て覚えるなどひたむきな努力で冒険者になった。
ある日、「秩序の主(後述)」の目に留まり、「秩序の代行者(ネメシス)」としての力を与えられる。
「貪欲の厄災」を討伐したことを始まりに、次々と功績を上げ人々から「世界最高の冒険者」として讃えられる。
その裏で、彼は「秩序の代行者(ネメシス)」として災厄の復活を目標とする「混沌の信者」達と対峙していた。目の前で繰り返される残虐な行為に精神をすり減らしたヴァリントはやがて酒に溺れる。いつしか冒険者を志した気持ちすら忘れ、愚者として振る舞うように。
そしてついに「秩序の主」から不適格とみなされ、与えられた力を剥奪される。以降彼は罪人として「ヴァリント・シーシュポス」の名を与えられる。
5話以降で明かされる重要設定
力を剥奪されたが、ネメシスの強大な力を受け入れられる器として変質しているので膨大な魔力に耐えることができる
罪人シーシュポスとしてヴァリントが集めた「信仰」は魔力へと変換され、「秩序の主」に吸い上げられる。そのためヴァリントが冒険者として振る舞い、人々から感謝を受けるほど力が戻るが、「秩序の主」に没収される。
ジョン・ディーキン
本作の主人公2
機転の利く聡い子供。冒険者への憧れを持つ少年。いずれ世界を救ってもおかしくない器の持ち主。
故郷ソボリノ村から人攫いによって大陸中央まで連れてこられた。混沌の大地の瘴気が効かない特殊な体質であり、混沌の信者から「災厄の器」として目をつけられる。ヴァリント、マリーと共に冒険へ出ることに。
冒険王ジョン・"アルゴノーツ"と同じ名前。この世界ではジョンは人気の名前。わざわざ主人公につけることには意味がある。
五話以上で明かされる設定
ジョン・"アルゴノーツ"の正体は、過去へタイムスリップしたジョン・ディーキン。
彼の瘴気の効かない体質の正体は、「ありとあらゆる力を受け入れる」体質。まさしく英雄の乗る船。彼の体質は、「秩序の主」も「混沌の母」すら予想だにしなかったイレギュラーであり、普通の生活を送っていればジョン自身も気づくことのなかった力である。
マリー・ソープロシュネー
メインキャラの一人
かつて冒険王ジョンとともに「災厄」を封じた四人の英傑の一人、"ソープロシュネー"の末裔。
理屈っぽい喋り方をし、学者と淑女を混ぜたような雰囲気。つばの広い帽子を好んで被っている。強い好奇心とそれを抑える自制心がある。
成り行きでヴァリント・ジョン両名とともに「災厄」復活を阻止する冒険に同行することとなった、大陸屈指の実力者。
5話以降で明かされる設定
突如引退したネメシスの行方を探すために大陸を巡っていた。
姉と兄が1人づついる。ソープロシュネーは冒険者試験や秩序の主を祀る神殿の管理を担う一翼。
ウォルツが彼女を敵視しているが、「貪欲」の相を持つウォルツは「節制」の相をもつマリーと相性が悪いためである。
同じく四英傑の末裔である三人とは幼馴染。
【世界観】
秩序の主を最高神として奉る大陸が舞台。
大陸の一部は人を魔物に変質させる瘴気に満ちた「混沌の大地」に覆われている。冒険者とは、秩序の主から加護を受け、「混沌の大地」に住まう魔物を狩ることで混沌の大地を切り開く存在である。
人類の生存圏が「混沌の大地」によって分断されているため巨大な王国などは成立していない。魔法の発達、冒険者ギルドの仕組みが整い、冒険者の数が安定したことによって離れた地域の交流が生まれた。
人間の社会は同一神(秩序の主)を信仰する共同体の集合、橋渡しに冒険者が活躍。
【重要存在】
秩序の主
秩序を重んじる神、人類に友好的
世界は輪郭を持つべきである というスタンス
混沌の母に対抗するため自分の力を削って分け与えた存在「ネメシス」を作り出す
混沌の母
混沌を重んじる神。人類に友好的。
世界は輪郭を無くし、ひとつとなり平和な世を作ることが目的だった。既に力を失い、眠りについている。
秩序から排斥された人々の拠り所となっている。
ウォルツ
身なりのいい女性。少女と大人の狭間にいる。
迂闊で愚かな面と、冷徹な面を持つ。
混沌に魂を売った「混沌の信者」であり、混沌魔法を扱える。
「貪欲」の相を特に強く持ち、1話冒頭「貪欲の厄災」を解き放ったのはウォルツの尽力によるもの。
小物ムーブをするが、実力と実績は確か。
混沌魔法
混沌の信者に与えられる、混沌の大地の瘴気と似た性質を帯びた魔法。ネメシスの対極にあるので防御不可能のチートだったりする。
冒険者ギルド
冒険者による冒険者のための自助組織。
秩序の主を祀る神殿を守ったり、人々を守ったり、混沌の大地を開拓するのに忙しい冒険者たちをサポートする。
冒険者
秩序の主より、「冒険者の加護」を与えられた存在。混沌の力に耐性を得て、治癒力向上のおまけ付き
人格、能力ともにふさわしい人間以外は受け取れない