あらすじ
ごく普通の高校生・天城カイは、ある日突然、見知らぬ異世界へと転移してしまう。
そこは剣と魔法……ではなく、麻雀が世界を支配する異世界だった。
この世界では、麻雀牌はただのゲーム道具ではない。
牌を組み合わせて役を完成させることで、炎や雷、剣や魔法にも匹敵する強大な《牌術》を発動できるのだ。
しかも、強敵を倒せば経験値を獲得し、特殊な《牌装備》を手に入れることができる。
しかしカイ自身は、特別な力を持っているわけではなかった。
彼に与えられた能力は、牌の未来を見ることができる《牌眼》。
一見すると地味な能力。
だが、それは世界でもほとんど存在しない、恐るべき才能だった。
銀髪の少女リナと出会ったカイは、魔王軍がこの世界を支配しようとしていることを知る。
魔王軍には、《国士無双》《四暗刻》《大三元》《九蓮宝燈》と呼ばれる四人の最強幹部が存在する。
彼らを倒すため、カイは異世界を旅することになる。
敵を倒して新たな牌装備を手に入れ、レベルを上げ、仲間を増やし、そして新たな役を覚えていく。
しかし、旅を続けるうちにカイはある重大な秘密に気づく。
なぜ、この世界には麻雀が存在するのか。
なぜ、自分はこの世界に呼ばれたのか。
そして、すべての役満の頂点に存在すると言われる《牌神》とは何者なのか。
これは、麻雀を知らない異世界人たちと、麻雀だけは誰にも負けたくない少年が繰り広げる――
異世界麻雀バトルファンタジー。
最弱の牌使いから始まった少年の物語が、今、始まる。