あらすじ
外来の思想やシステムが押し寄せるたび、それをゼロベースでリセットしてきた日本人の「白紙還元能力」。だが現代の私たちは、政治や巨大な仕組みをエリートに丸投げし、空気や同調圧力に怯えながら生きる「近代の百姓根性」から抜け出せずにいないでしょうか。
本稿では、ウジからイエ・ムラへの変遷、奈良の女帝、山県有朋の官僚機構、そして第二次世界大戦の記憶から現代の農協・市場システムに至るまで、この国の深層を徹底的に解剖します。効率や規格の無菌室に閉じ込められた私たちが、再び大地に立ち返るための処方箋とは何か。上山春平や吉本隆明の思想を鍵に、失われた「自然性」と個の自立を取り戻すための、魂の日本論。これからの時代を切り拓くすべての人へ届けます。