あらすじ
森川結衣には、大切な「推し」がいる。
人気アイドルグループLUMINAのメンバー・蓮。
画面越しに見る彼の笑顔に何度も元気をもらい、明日のライブで会えることを心から楽しみにしていた。
ところがライブを翌日に控えた夕方、街の大型ビジョンから流れてきたニュースに、結衣は凍りつく。
蓮が、自宅で亡くなった。
しかも、警察は自殺とみているという。
「蓮くんが自殺なんて、するはずがない」
どうしても信じられなかった結衣は、家に帰ってから蓮の過去の言葉やSNS、最近の活動まで必死に調べる。
けれど、真相は分からない。
翌日、ライブ会場には蓮を悼むファンが集まり、たくさんの花束が供えられていた。
結衣も花束を置き、涙を流しながらその場を離れようとする。
その瞬間、誰かとぶつかり、道路へよろめいた。
迫ってくる車。
そして――強い光。
次に目を開けた結衣が目にしたのは、三日前の世界だった。
蓮はまだ生きている。
結衣は、蓮を死なせないと決意する。
しかし、過去に戻った結衣のスマホに届いた、謎のメッセージ。
『君に何ができるの?』
その言葉を送ったのは、一体誰なのか。
そして、蓮を待ち受ける未来を変えることはできるのか――。