あらすじ
アイドルグループ「プリズミック」のセンターを務める雨宮鈴音は、表では明るい笑顔を絶やさない一方、素顔はひどく臆病で、ファンの反応を確かめずにはいられない習慣を抱えていた。
そんな彼女が心の支えにしているのが、SNS上のあるファン「@yozora_mimi」の存在だった。
深夜にしか投稿しないその人物は、鈴音の些細な変化――声のかすれや疲れの色――を誰よりも早く正確に言い当て、いつも優しい言葉で寄り添ってくれていた。
しかし、ある時期からその投稿の内容がおかしくなっていった。
本来なら誰にも知り得ないはずの個人的な出来事や、事務所内部の極秘情報までもが、次々と言い当てられていくのだった。
不気味に思った鈴音は、身近な人間を一人ずつ疑い始める。マネージャーか、同期のメンバーか、それとも別の誰かか――