あらすじ
魔法の起源は、人々の純粋な願いに由来する。「もっと速く移動できないだろうか」。その願いは、ひとつの奇跡を生んだ。
やがて、魔法は人々や世界の中心となるほどに発展した。
そんな中、ある名家の生まれの少女アネストリアは、小さい頃から興味があった風魔法を、使うと心に決めていた。
けれど、魔法が発展したこの世界は、極めて彼女に冷たかった。
「風如きで何ができる」
生活魔法として“便利すぎた”風魔法は、戦闘で使う必要がまるでなかった。それなのに戦闘に使おうとする彼女は、文字通りの異端だった。
しかしその言葉に屈するほど少女も弱くはなかった。
「だったら、私が価値を証明する」
風魔法の強さを証明するために独学で研究し、逆風の最中を想像力で突き進む、異世界魔法ファンタジー。