あらすじ

死んだら、何も考えなくていい。 十六歳の少年・悠人は、病院のベッドで死を待っていた。 死ぬことは怖くない。 むしろ、死んだ後も意識が残り続けることの方が怖かった。 やがて訪れた死。 そして目を覚ました悠人を待っていたのは――何もない、暗闇だった。 身体はない。 音もない。 光もない。 それなのに、意識だけが消えない。 終わりたくても、終われない。 そんな暗闇から逃れるため、悠人は一つの世界を想像する。 青い空。 緑の草原。 自由に動く身体。 そして、そこから始まる新しい日常。 「ここなら、何も考えなくていい」 そう思っていた。 ――あの少女に出会うまでは。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/23
  • 現在の作品『鼓動の止まるその先に― 終わりを望んだ少年の、終わらない物語 ―』