あらすじ
納期に追われ、大好きな「建築サバイバルゲーム」もできずに過労で倒れた30代の社畜OL・コハク。
目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界――の、鬱蒼とした森の中だった。しかも15歳の少女の姿で。
迫り来る魔物にパニックになる彼女だったが、無意識に地面の土に触れた瞬間、それが「1mの四角いブロック」として収納されることに気づく。
「……これ、私がやり込んでたあのゲームの操作感だ!」
チートな魔法適正【空間造形(ブロック魔法)】に目覚めたコハクの目的は、魔王討伐でも世界平和でもない。
「いかに快適で、安全で、効率的な拠点を作るか」である!
見た目をガン無視した窓なしの真四角な家(通称:豆腐建築)で異世界人をドン引きさせ、落とし穴と矢の自動発射装置で作った『モブトラップ』で魔物を完全自動狩猟。
ついには地下ダンジョンをくり抜いてレア素材を乱獲し、温泉付きの巨大リゾート(※中身は自動迎撃要塞)まで爆速で作り上げてしまう。
「あー、そこの壁、1ブロックずれてる! やり直し!」
常識人の剣士も、ドワーフの親方も、辺境の領主すらも、彼女の物理法則を無視したチート建築と圧倒的な「効率化」の前にひれ伏していく。
これは、徹夜明けの元OLがゲーマーの血をたぎらせ、四角いブロックだけで異世界の常識を狂わせていく、爽快&コミカルな建築スローライフの物語。