あらすじ

「荷物持ちはな、もう要らない」 第四王子レイモンドにそう言われて、俺——バルトはパーティを追放された。 ……ああ、言いやがったな。 その一言、誓約(ギアス)の解除呪文なんだよ。 一年前、酒場の飲み友達「ガレスの旦那」——正体はこの国の国王陛下——と、酔った勢いで交わした誓い。 「息子を一人前の冒険者にしてやる。ただし正体は明かさない」 そして解除の条件は、王子自身が「もう要らない」と口にすること。 つまり俺はこの一年、実力を出せない縛りつきで、あいつの尻を拭き続けていたわけだ。 夜襲を防いだ香も、宿の手配も、報酬の交渉も、毎朝の稽古も、ぜんぶ俺。 だが少し強くなった王子は、聖女と剣士を独り占めしたくなって、俺を切った。 ——さて。ここからが本番だ。 俺の名はバルト。この国にただ一人のSランク冒険者、登録名「灰狼(かいろう)」。 口は悪いし酒も女も好きだが、仕事に手は抜かない主義でな。 三日で夜襲、五日で商人に断られ、七日で降格、十日で仲間が去り——そして王子は、火竜の谷へ向かう。 追放ざまぁ×勘違い×実は最強。一話完結・約一万二千字。

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小説を読もう2026/08/23
  • 現在の作品荷物持ちを「もう要らない」と追放した王子様へ。その一言、誓約の解除呪文です ~実は国内唯一のSランク、手遅れになっても知らんぞ~