あらすじ
主人公の「僕」は昔から信じていた。良いことがあれば、悪いことがある。世界には帳尻がある、と。
大学への近道にしている、誰も来ない小さな神社。「あそこは願いが叶うらしい」とバイト先でそんな噂を聞いた雨の日、僕はなんとなく手を合わせてしまった。
その後、周りで願いが叶いはじめる。ただし、叶い方がどこかおかしい。
思い込みだと証明するつもりで、僕は絵馬の写真と訃報を並べた表を作りはじめた。データを増やせば、線は消えるはずだった。
だが、消えなかった。
そして、僕は知ることになるのだった。
その願いの代償を。