あらすじ
北海道有数のスキーリゾート、『ホリカリゾート』
長野でスキーパトロールを学んだ沖勇信は、ホリカリゾートでスキーパトロール隊としてやってきた。
そして救命士の資格を持ち、どんな現場でも冷静に命を救う優秀な木下明日香とバディを組んでいた。
圧倒的な実力を持つ明日香の前で自分の存在意義に悩む沖だったが、プロとしての責任感を胸に、日々過酷な雪山と向き合っていた。
そんなある日、閉鎖されていたはずのサイドカントリーから軽装備で飛び出した外国人観光客が、危険な沢のツリーホールに転落して動けなくなるという緊急事態が発生する。
迫り来る猛吹雪、刻一刻と奪われていく体温、そして自力脱出不可能な絶望的な状況。
山岳救助隊の到着まで2時間待てば手遅れになりかねない――。
「こんな綺麗な雪山で絶対に死なせない」
迷うことなく危険な最前線へと飛び出す明日香と、彼女が信じた自分自身を信じ、命がけの救助へ向かう沖。
極限の雪山を舞台に、不器用な新人パトロールと冷静沈着な救命士が紡ぐ、熱い絆と群像劇の幕が上がる。