あらすじ
皇女ロミィ・ロクセンハンナ、15歳。いじめられている兄を助けようと、引きこもりを返上して聖セレスティーヌ女学院に通い始めたら、なぜか自分がいじめの標的になっていた。
やけくそで唱えた呪文から現れたのは、どんぐりをかじる皮肉屋の霊獣リス・フリッツ。「パンがなければケーキを食べればいい」――それ言った人、ギロチンされたよ!?
毒舌リスと組んだ日から、冴えない皇女の日常が動き出した。すっかり忘れていた飛ぶ長椅子のこと、従姉妹イヴォンヌの秘密の依頼のこと。
そして、なぜかやたらと絡んでくる王立エントン学院一のスター、カイ・アッシュクロフトの存在。恋ではないと信じている。
誰かが学院で倒れる謎の事件。犯人は、私……ではないわよね?と思っているが、確信が持ていないロミィ。
ささやかで不思議な力に気づいたロミィは、自立への一歩として店を開くことを決めた。
皇女の私からさよならを差し上げますわ。革命前夜の帝国で、逆襲がはじまった。