あらすじ

十五歳にして官人試験を主席で突破し、検非違使庁へと就任した少年――相良吉光。 彼には、人には視えないものを「視る」力があった。 しかし、その力を使うたび、右手に巻かれた数珠は灰色に染まり、身体を蝕む異形の痣は少しずつ広がっていく。 初仕事で出会ったのは、米を盗んだ罪を着せられた一人の男。 見過ごせばいい。余計なことに首を突っ込まなければいい。 それでも吉光には、彼を見捨てることができなかった。 長官・西郷政則、武官・香月寿光、そして吉光を幼い頃から知る巫女・凛月。 仲間たちとともに小さな事件を追ううち、それらはやがて宮中を揺るがす巨大な陰謀へと繋がっていく。 そして吉光自身にも、誰にも明かせない過去があった。 大切な友を失った、あの日の記憶。 形見として残された数珠。 そして、彼の身体の内側で目覚めようとしている「何か」。 怪異を暴くたび、少年は人ならざるものへ近づいていく。 宮中の陰謀と怪異を追う、和風ダークファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/08/23
  • 現在の作品宮中異聞録