あらすじ

一九九九年、七の月。ノストラダムスの大予言は的中した。 ヒトは、星になった。 その日から人間は、体重とは別に「重(おもり)」という引力を持つようになった。遮れない。打ち消せない。離れてもゼロにならない。だからこの世界には、誰とも関わらないという選択肢が物理的に無い。 あれから二十七年。 人の重を測る測り手。何も寄ってこない軽。埃の輪を整える掃き手。老いて膨らみ、もう誰にも触れられなくなった巨星。二人の関係の余命を計算する式者。そして、娘の部屋の前に自分でテープを貼った母。 六人はまだ、一度も出会っていない。 西のほうに、家ごと囲われている子がいるらしい―― その噂だけが、六人の耳を順番に通り過ぎていく。 交代制群像劇/全20話/約34,000字

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カクヨム
カクヨム2026/08/23
  • 現在の作品オモイビト