あらすじ
人はいつか、大切な誰かに「さよなら」を言う。
けれど――
本当に、それは最後の言葉なのだろうか。
届かなかった手紙。
忘れられた記憶。
誰かを守るためについた嘘。
未来から届く、不思議な手紙。
そして、もう会えない人を待ち続ける「明日」。
これは、別れをテーマにした五つの物語。
どの物語にも、簡単には答えの出せない問いがある。
「真実を知ることは、本当に幸せなのか」
「誰かに忘れられたら、その人は存在しなかったことになるのか」
「大切な人を守るための嘘は、優しさなのか」
「明日を待つことに、どんな意味があるのか」
泣いて、迷って、立ち止まって。
それでも人は、誰かを想いながら今日を生きていく。
もしあなたなら――
大切な人に、最後に何を伝えますか?
「さよならを言うには、まだ早い。」
この本を閉じたあと、
あなたの大切な人の顔を、少しだけ思い出してほしい。