あらすじ

評定平均4.6。学年で3番目。 早瀬大学経済学部の指定校推薦は、1枠しかない。 高校3年の4月、テスト中のわたしを撮った6秒の動画が、校内に回った。 消しゴムを落としただけだった。証拠は何もない。 証拠がないから、わたしは校内選考から外された。 その2週間後、父の会社が潰れた。 その1週間後、母がいなくなった。 「動画の元データ、持ってる」 学年1位の同級生は、そう言って3人の名前を並べた。 1人は同じクラスにいた子。1人は図書委員で一度隣に座った子。 もう1人は、顔も知らない1年生だった。 「どれでもいい。あなたが選んで」 わたしは、思い出せない1人を選んだ。 ——わたしが最初に人を売ったのは、17歳の6月だった。

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小説を読もう2026/08/23
  • 現在の作品親友に嵌められて推薦枠を失った日から、わたしは同じことをする側になりました