あらすじ

小学生の夏休み。 祖父母の住む島で、「僕」は一人の子どもと出会った。 名前も知らない。 どこから来たのかも分からない。 それでも二人は毎日のように遊んだ。 虫を捕って、川へ行って、花火をして。 そして八月十三日。 「またね」 そう言って別れたのを最後に、その子は姿を消した。 やがて「僕」は、その子の顔も、声も、一緒に過ごした夏さえも忘れていった。 ――それから、十年以上。 大学生になった「僕」は、二人の友人と出会う。 古い日記を持つ「彼女」。 白い貝殻を身につけた「あいつ」。 三人には、それぞれ忘れられない――あるいは、忘れてしまった夏があった。 違う場所。 違う時間。 違う思い出。 なのに。 三人とも、同じ「あの子」を知っていた。 八月十三日を境に消える、名前のない子ども。 忘れてしまった三つの夏が重なったとき、三人はもう一度「あの子」に会うため、ある村へ向かう。 これは、三人が忘れてしまった一人を迎えに行く、四人の夏の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/23
  • 現在の作品三人で帰った、四人の夏