あらすじ
異世界に召喚された鈴木蒼太は、勇者としてではなく、特殊な能力を持たない「役立たず」と判断され、王城を追い出されてしまう。
しかし、蒼太には誰にも知られていない能力があった。
それは――この世界に存在する、あらゆる知識を知ることができる力。
魔法、薬、農業、商業、建築、魔物、料理――知らないことを思い浮かべれば、その知識が頭の中に浮かんでくる。
けれど、蒼太は自分の知識を使って世界を支配したいわけではなかった。
ある日、1人の冒険者の「才能」を知ったことをきっかけに、蒼太は人にはそれぞれ、自分でも気づいていない適性があることを知る。
戦うことだけが才能ではない。
人をまとめる才能。
物を作る才能。
人と話す才能。
誰かを支える才能。
蒼太は、そんな隠れた才能を見つけ出し、その人に合った道を示していく。
やがて小さな相談から始まった活動は、少しずつ人を集め、仕事を生み、新たな可能性へと繋がっていく。
これは、すべての知識を持つ青年が、人の才能を見つけながら異世界で自分の居場所を作っていく物語。