あらすじ

戦国武将尼子義久が率いる鉢屋衆の忍者と毛利元就が率いる忍者の創作の物語です。雲州広瀬、月山富田城より南西に山々を越えると、製鉄の神様が祀られている金屋子神社があり、そこは比田と呼ばれる地区である。比田地区は古来より幾つかの隠れ里に、たたら場が点在していた。たたらとは、製鉄法のひとつで砂鉄から鉄を取り出し鉄の塊である玉鋼をつくる製鉄法である。玉鋼は月山富田城に運ばれ鍛冶屋職人によって刀剣の他、様々な武器がつくられる。武器以外にも日常で使われる鎌や鍬や斧もつくられた。月山富田城を防衛する武器の原材料の玉鋼を供給する比田地区のたたら場は、戦国武将尼子氏にとって重要な場所である。比田地区には、たたら衆の国人が建てた幾つかの修業棟がある。そのある一つの修業棟で物語が始まる。元々、たたら衆は田畑を耕す農民であった。冬場の農閑期にたたら製鉄をしていた。尼子氏の雲州での勢力拡大により玉鋼の需要が多くなり、年中たたら製鉄をするようになる。たたら衆は計画的に玉鋼を製造する為、たたら衆の施設として修業棟を建設する。当初は、たたら場の人々が寝泊まりする所であったが、尼子氏の武士団がたたら場を守るため、武士団も常駐するようになった。この修業棟には、たたら衆の関係者、武士団以外に、食事、掃除、洗濯を担う女中など合わせて百人弱の人々がいる。この度、新たに比田地区周辺の諜報活動を担う尼子氏の忍びも常駐することになった。鉢屋衆の若頭の安長と妹のくノ一沙和、従兄弟の真之介兄弟は比田地区にやって来る。

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小説を読もう2026/08/23
  • 現在の作品尼子の忍び 鉢屋外伝