あらすじ

午前0時。 いつもの帰り道に、見覚えのないBARが現れる。 その店の名は――「BAR Lien」。 眠れない夜を過ごす人。 誰にも言えない想いを抱えた人。 恋に迷い、愛に傷つき、それでも前を向こうとする人。 そんな人々が、夜の街で偶然この店を訪れる。 カウンターに立つのは、32歳のマスター・蓮。 穏やかな笑みを浮かべながら、客の話に耳を傾ける彼は、その人に合った一杯の酒を静かに差し出す。 カシスオレンジ。 ネグローニ。 モヒート。 オールドファッションド――。 グラスに注がれる一杯には、それぞれの想いが込められている。 「……苦いと気づいたなら、もう無理に飲み続けなくてもいいんじゃないですか」 言葉にできなかった気持ちを、酒とともに少しずつほどいていく。 けれど――。 BAR Lienは、朝になると跡形もなく消えてしまう。 そして、マスター・蓮自身にも、まだ誰にも語っていない過去があった。 これは、午前0時にだけ現れる不思議なBARで、 恋に迷う人々が少しずつ前を向いていく物語。 そしていつか―― 蓮自身が抱えている「言えなかった想い」にも、夜明けが訪れる。

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小説を読もう2026/08/23
  • 現在の作品午前0時、BAR Lienで。