あらすじ

神、妖怪、幽霊、呪物――人ならざる“神格”が社会に存在する現代。 その共存を支える国家機関・神祇省で、若き長官・佐藤直人は、人と神格のあいだに生じる問題を調整していた。 そんな佐藤には、ひとつだけ切実な望みがある。 「もう仕事を辞めたい」 ところが辞めるために問題を片付け、後継者を育て、組織を整えるほど、なぜか神祇省は以前よりうまく回り始めてしまう。 圧倒的な力を持つ高位神格・黒嶽との交渉。 若き指揮官・久世玲奈に託される数々の神格案件。 積み重なった制度と慣例。 そして、五十年前の大事件――“天母事件”の記憶。 人と神。管理と共存。 誰か一人の善意ではなく、そこに残る仕組みをどう作るのか。 これは、神と人が共に生きるための、ひとつの記録。 ……一応。

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カクヨム
カクヨム2026/08/23
  • 現在の作品神祇省特別調整記録 ―辞めたい長官は今日も神様と交渉する―