あらすじ
この国はもうダメだ。王子の妃を決める期間が数年前に始まった。自分は元々祖父の代からの商人上がりの貴族なので周りから冷遇されていた。部屋を荒らされて盗まれる。盗まれたから調査をしてくれ取り返してほしいと頼んでも何もしてくれないほど存在を軽んじられていた。それならば自身も二度と信用信頼しない。
王子妃を決めた日、自分を一番長く苛烈に虐め抜いていた令嬢を選んだ王太子に見る目無しと撤収する。王室に長く勤めている優秀な人材はこちらが全て派遣していた者たち。最近、王子妃に選ばれた令嬢が理由なくクビにするせいで契約違反が重なっていた。祖父の代わりに引導を渡した令嬢は古い友人に誘われて祖国を去る。今頃支えられていた事に気づいても元に戻ることはないのだ。