あらすじ

いい加減でちゃらんぽらんな人生を送ってきた景司は、無名大学を最下位で卒業し、就職にも失敗する。古本屋で手に入れた「占い師入門」を頼りに似非占い師となり、相談者の身なりや話し方から境遇を推理して、どちらにも取れる曖昧な助言をすることで、何となく生活していた。ところがある夜、悪徳政治家の汚職やパワハラを知り、景司の人一倍強い正義感が燃え上がる。古本屋で呪いの本を手に入れ、その政治家を呪ったところ、政治家は病に倒れ政界を引退。景司は味をしめ、「呪い屋」を開業する。千円という安価な料金で依頼者を集め、名前と呪う理由を帳面に記して呪いを続ける景司。しかし、ある日その帳面に自分の名前を発見し、体調を崩してしまう。やがて、呪いには父親から続く恐ろしい因縁があることが判明する。政義やアルバイトの直人まで巻き込まれる中、景司は自分の正義が単なる憎しみの裏返しだったことを悟る。そして最後に選んだのは、呪いを誰かへ返すことではなく、自分自身で受け止め、憎しみの連鎖を断ち切る道だった。

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エブリスタ
エブリスタ2026/08/22
  • 現在の作品呪い屋景司