あらすじ
「庭ばかりいじっている役立たずの令嬢など、妻に迎えられない」
花の声を聞く力を持つ伯爵令嬢・カレンは、婚約破棄を言い渡された。
「それなら私、長年の夢だった庭師になります」
カレンが辿り着いたのは、誰も寄りつかない王子の離宮。
そこに暮らすのは、人を信じることを知らない冷酷な王子・ルシアンだった。
彼には、代々王家に伝わる「短命の呪い」がかけられている。
「ラネリアを咲かせろ」
その花が、ルシアンの呪いを解く鍵だという。
花のことになると止まらない。
泥だらけになっても気にしない。
なのに服や宝石は欲しがらない。
見た目は白薔薇、中身は雑草。
そんなカレンに、ルシアンは次第に惹かれていく。
「欲しいものを選べ」
「こんなに買ったら破産します……!」
花を愛する庭師令嬢と、人を愛することを知らなかった王子。
ルシアンが本当の愛を知った時、カレンは薔薇よりも甘く溺愛される。