あらすじ

**会社では「替えが利く」。国家級ダンジョンでは、彼しかいない。**

四十代の会社員・佐藤誠司は、十七年勤めた会社で突然、基本給を二割カットされた。

住宅ローン、子どもの給食費、日に日に苦しくなる家計。
家族にこれ以上我慢をさせたくない。その一心で見つけたのは、時給2800円、23時から翌5時、都内地下施設での「深夜データ入力」だった。

仕事は、端末に表示された異常値を指定範囲へ戻すだけ。

そう思っていた。

だが、彼が直していた「数字」の向こうには、国家級ダンジョンで命を懸ける探索者たちがいた。

退避経路を開き、危険区画を安定させ、一人でも多く家へ帰す。

会社で十七年間、誰にも評価されなかった「数字の違和感に気づく力」と「地味な調整力」は、ここでは人の命を救う力だった。

昼は、上司に「替えが利く」と切り捨てられる平社員。
夜は、誰にも知られず国家級ダンジョンを支える管理者。

やがて政府も探索者も、佐藤誠司という男を無視できなくなっていく。

これは、家族を守るために深夜バイトを始めただけの四十代の父親が、積み重ねてきた“地味な仕事”で、国に必要とされていく物語。

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アルファポリス
アルファポリス2026/08/22
  • 現在の作品減給された40代社畜、深夜バイトで国家級ダンジョンの管理者になる