あらすじ

白い塔には、あらゆるものが存在する。 そこにいるのは、いつから存在するのかも、自分が何者なのかも知らない一人の「案内人」。 塔を訪れる者たちは、それぞれ何かを求めている。 失ったもの。望んだ未来。忘れられない過去――。 案内人は訪問者を迎えるたび、ただ一つの問いを投げかける。 「あなたは何をお求めですか」 百八の煩悩に導かれ、塔を訪れる百八人。 彼らは求め、迷い、ときに手に入れ、ときに手放して、再び塔を去っていく。 そして、彼らとの出会いは少しずつ案内人にも何かを残していく。 何者でもなかった存在は、百八人との出会いの果てに何者になるのか。 これは、人の欲と心を巡りながら「ある存在を、その存在たらしめるもの」を探す物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/23
  • 現在の作品原点の塔