あらすじ
アーサー・ドレイヴンとダリウス・ドレイヴンは、同じ魂の系譜を持つ者の肉体にしか転生できない呪縛を背負っている。
だからこそ転生を繰り返しながらも、魂の似た存在の中でしか輪廻できず、次第に可能性が狭まっていた。
一方で、結月彩葉は地球からの転移者であり、この世界の魂の系譜とはまったく異なる存在だ。
その魂は形を自由に変えられ、どんな姿や能力にも適応できる可能性を秘めている。
この「異質な魂」は、転生を繰り返してきた兄弟にとって、かつてないほどの新たな可能性の扉だった。
彩葉の肉体を奪い、自らを完全な存在へと至らせる。
それが二人の目的だった。
しかし、彩葉と過ごすうちに、二人の価値観は少しずつ変わっていく。
そしていつしか、完全になることを捨てて彩葉を守ろうとする兄と、彩葉を愛しながらも完全を求め続ける弟の、決して相容れない想いが交錯していく。