あらすじ

大学帰り、ふらりと立ち寄った古びた古本屋。 そこで私は、タイトルも作者名もない真っ黒な一冊の本を手に取った。 中に書かれていたのは、小説でも日記でもない。 起床時間、食事、授業、帰宅――まるで誰かの一日を記録したような、奇妙な「予定」だった。 翌朝、私は気づく。 そこに書かれていた内容が、すべて自分の行動と一致していることに。 しかも本には、少しずつ「明日の予定」が書き足されていく。 初めは恐ろしく思っていたはずなのに、いつしか私は、その本に従って一日を過ごすようになっていた。 そんなある日。 いつもなら書き足されているはずの、翌日の頁が白紙のままだった。 明日が書かれていないのは、いったい何を意味するのか。 一冊の本に未来を委ねてしまった大学生を描く、短編怪奇譚。

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カクヨム
カクヨム2026/08/22
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