あらすじ

魔女が死ぬたび、世界には〈未練〉が生まれる。 その未練を鎮めるために働く者たちは、〈弔い人〉と呼ばれていた。 魔女・ヒマリは魔女統括管理局――通称《レクイリス》で事務仕事をこなすだけの日々を過ごしていた。 そんな彼女に与えられた初めての任務――「冬の魔女」の眠りを弔うこと。 弔い人の青年イオと共に、雪に閉ざされた地《ニヴェルハイム》へ赴いたヒマリは、 終わらない冬と、黒い花弁が舞う幻の中で、 魔女の未練と向き合うことになる。 花を知らぬ地に花畑を咲かせた魔女。 他者の命のために自らを犠牲にした魔女。 夢と現を揺らがせた魔女。 弔い人と呼ばれる者たちは、様々な魔女の眠りを見届け、魔女の遺した未練を終わらせる役目を果たす。 未練を解くことは、死者を救うことか。それとも――生者を赦すことか。 これは死を悼むだけの仕事ではない。 優しさと痛みを抱いて歩く《弔い人》たちの幻想譚。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/22
  • 現在の作品魔女の眠る場所 ―レクイリスの弔い人―