あらすじ

「遅刻魔」 それが、俺が彼につけた名前だった。 遅刻する。課題を出さない。授業中に寝る。 何度注意されても変わらない彼を、俺は「何も考えていない人間」だと思っていた。 けれど、ある雨の朝。 学校とは反対方向へ走っていく彼を見かけたことで、その認識は少しずつ崩れていく。 自分が見ていたのは、彼の一日のほんの一部分だった。 人は、見えているものだけでできているわけじゃない。 見えない空白を、勝手な想像で埋めてはいけない。 ――その人には、その人にしか見えない朝がある。

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カクヨム
カクヨム2026/08/22
  • 現在の作品知らない朝と君の名前と。