あらすじ
開業三年目を迎え、少しずつ名前が知られるようになってきた『堂本探偵事務所』。
そこで事務員として働く結城ひなたは、個性豊かな五人の探偵たちに囲まれながら、依頼人の相談を受け、資料を整理し、ときには調査や潜入まで手伝う忙しい毎日を送っている。
頼れる所長の大地。
探偵歴二十年のベテラン・仁。
機械に強い岳。
人懐っこく聞き込み上手な雪斗。
そして、観察力に優れた年下の同僚・湊。
六人で依頼を追いかけて、仕事が終わればくだらないことで笑って。
そんな毎日は、ひなたにとってすっかり当たり前のものになっていた。
湊と一緒に帰ることも、そのひとつ。
それがいつから「当たり前」ではなくなったのか、ひなたにはまだ分からない。
これは、とある探偵事務所で働く六人の日常と、いつの間にか始まっていた恋の話。
――その恋、捜査対象外につき。